四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(7月10日発表)

トヨタ自動車(7203)

2023年6月の日経平均株価は前月の勢いを維持して上昇した。アメリカの著名投資会社の売買動向を受けて、総合商社株がそろって値上がり。トヨタ自動車(7203)やパナソニック ホールディングス(6752)などの大型株も20%以上上げて、日経平均はバブル崩壊後の最高値を連日更新した。月末は前月末比2301円高の3万3189円で取引を終えた。月間上昇率は7.4%だった。

川崎重工業(7012)

上昇率の1位の川崎重工業(7012)は、液化水素運搬船を開発・製造することから資金が集まったもようだ。水素を-253℃で冷却して、気体の800分の1の体積量に液化させたのが液化水素だ。運搬船では保冷した液化水素の長期時間運搬を実現した。現在は液化水素の運搬を実証するためのプロトタイプ運搬船として建造されており、商用化を目指して開発が進む。

三菱商事(8058)

2位は三菱商事(8058)、4位に三井物産(8031)、5位に丸紅(8002)、8位に伊藤忠商事(8001)と総合商社が4社ランクインした。ランキングからは漏れたが、住友商事(8053)も15.3%の上昇率だった。アメリカの著名投資家のウォーレン・バフェット氏が関連する投資会社が日本の総合商社株式を買い増していたことが明らかになり、好感されたようだ。