四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(4月26日発表)

トルク(8077)

選出20銘柄のうちもっとも古くから上場しているのが、1961年10月上場のトルク(8077)だ。同社は建設用のボルト・ナットが得意の機械部品商社。『会社四季報』の株価欄によれば、バブル期の1990年には1200円を超える最高値を記録したが、近年は200~400円で推移するボックス株(株価が一定の範囲内で変動する)になっている。

野崎印刷紙業(7919)

続く古株は1961年12月上場の野崎印刷紙業(7919)だ。同社が手がけるのは包装資材や紙器・紙加工品。2024年3月期は、物流業や食品メーカー向けの紙器(厚紙などで成形した包装容器)が好調に推移した。訪日外国人観光客の復活が後押しし、小売業向けの紙袋や包装紙も売り上げを伸ばして、12期ぶりの最高益更新が目前だ。決算発表は4月26日を予定する。

北沢産業(9930)

1963年上場の北沢産業(9930)もインバウンド需要が業績を底上げする。同社はフライヤー(揚げ物用調理装置)など業務用厨房機器の商社だ。2024年3月期は引き続き外食需要が回復。値引き販売を抑制し利益率の改善が進む。