四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(7月9日発表)

三越伊勢丹ホールディングス(3099)

ランキング1位は三越伊勢丹ホールディングス(3099)だった。2023年3月期の営業利益はコロナ禍の水準を回復し、純利益の323億円は直近10年間では最高額だった。

高島屋(8233)

2位の高島屋(8233)の純利益は過去最高額を更新する278億円だった。前2023年2月期は、富裕層による高額商品の売り上げが牽引。訪日外国人客への販売やシンガポールなどの海外店舗も伸びて、収益を押し上げた。同時に、店頭販売員の削減や広告宣伝費の圧縮など経費削減策の効果も発現し、16期ぶりに過去最高益を更新した。

エイチ・ツー・オー リテイリング(8242

エイチ・ツー・オー リテイリング(8242)傘下の阪急うめだ本店の売上高も2611億円になり、過去最高だった。会社側の計画では、阪急うめだ本店は「国内外の富裕層の需要取り込みが可能」で、進行中の2024年3月期は2847億円まで売上高を伸ばす見込みだ。